
高齢になると、暑さや寒さを感じにくくなり、喉の渇きにも気づきにくくなります。そのため、熱中症のリスクが高まります。
私の両親もその典型で、季節感のズレから「危ないな…」と感じた経験がありました。
父は、春になっても冬仕様の裏起毛のポロシャツとベストを手放せず、さらにストーブまで付けて過ごしていました。ジムの先生に「いつになったら冬仕様がなくなるのかな」と笑われるほど。ようやく夏が始まる頃に衣替えをして、冷房も使うようになり、私もホッとしたものです。
母も同じで、真夏になってもボア付きの手袋を外さず、毛糸のジャケットを羽織っていました。おしゃれが大好きな母らしい姿でしたが、熱中症を心配してやきもきしたのを覚えています。
・暑さや喉の渇きを感じにくい
・発汗や体温調整機能が低下している
・「自分は大丈夫」と思って厚着を続けることもある
・エアコンは27℃前後で弱運転を心がける
・扇風機やサーキュレーターで空気を回す
・温湿度計を置いて数字で確認する
・厚着を避け、通気性の良い衣服を選ぶ
・お茶や経口補水液、ゼリー飲料をこまめに摂取
・アイスや果物(スイカなど)も水分補給に役立つ
・甘い清涼飲料は糖分過多になりやすいので控える
・だるさや頭痛
・食欲がない
・会話が減る、反応が鈍い
こうした症状が見られたら、「暑さに弱くなっているサインかもしれない」と受け止めることが大切です。
高齢者は「暑がらないから大丈夫」と思っていても、体は確実にダメージを受けています。季節の変わり目は特に注意が必要です。
家族が環境を整え、声をかけることが、熱中症予防につながります。
父や母の「冬仕様の習慣」に気づけたことも、今振り返れば大事な経験でした。
みなさんも、身近な家族の様子を「笑い話」で済ませず、小さなサインを見逃さないようにしていただければと思います。
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