
介護をしていると、思いがけない場面で「どう対応すればよいのか」迷うことがあります。
私は95歳の父と暮らしていますが、先日車での事故をきっかけに、改めて救急対応と住まいの備えの大切さを痛感しました。
さらに、母の介護をしていたときの経験も思い出し、いくつかの学びがありました。
母のとき、初めて救急車を呼んだときは本当に緊張しました。
でも経験を重ねたことで、今回は冷静に状況を伝えることができました。
実際に使ってみて分かったのは、119番は「救急車を呼ぶ」だけでなく「相談窓口」でもあるということです。
「すぐに呼んだほうがいいのか」「自力で病院に行けるのか」といった判断を相談できるのは、とても心強いものでした。
母を介護していた頃、夜遅くに救急車を呼ぶと、専門医に診てもらえず点滴だけで帰されることが何度もありました。
自宅に戻ってからも容体が悪化しないかと不安で眠れなかったことを覚えています。
この経験から学んだのは、できるだけ診療時間内に受診するほうが、本人にとっても家族にとっても安心できるということです。

介護のために自宅の玄関にスロープを設置しました。
ところが実際に車椅子を使うと、思った以上に傾斜が急で使いにくく、母を車椅子から滑り落としてしまったこともあります。
そのときは弟に応援を頼んでようやく母を起こすことができました。
普段は何とも思わない玄関の傾斜が、車椅子を押す場面では大きな障害になる――その現実に気づかされました。
介護の準備は、設備を整えるだけでは十分ではありません。
救急対応の知識を持ち、住まいの環境を「実際に使ってみて」安全を確かめること、そして体験から学んだことを次に活かすこと。
その積み重ねが、突然の事態に家族を守る力になるのだと感じました。
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