母の介護中、見守っていたはずの夜に起こった思いがけない出来事。高齢者の変化を見落とさないために、大切な気づきを共有します。

母が認知症になり始めた頃、私は百貨店で働いていました。
母は私に「あんたは面倒を見てくれるって言ってたのに、いつも仕事、仕事って行ってしまう。もう食事の用意をするのもシンドイのに、わかっていない」と、毎日のように愚痴を言うようになりました。
その言葉はとても辛く、胸に刺さりました。結局、私は勤めを辞めて介護に専念することを選びました。
私は弟がいましたが、両親と同居していたのは私。だから介護は自分が担うのが当然だと思い込み、誰にも相談せず、全面的に引き受けていました。
でも今思うと、それは大きな間違いでした。
介護は一人で抱え込むものではなく、頼れる人に頼むことがとても大切です。
「私がやらなければ」と思い込むことで、心も体もどんどん疲弊していきます。
介護の現場では「介護うつ」という言葉があるほど、支える側の心が疲れてしまうのです。
心が弱ってしまう前に、自分を守ることは決してわがままではないと知ってほしいのです。
・介護は一人で抱え込まない。家族やきょうだい、地域のサポートに頼る。
・ケアマネージャーや地域包括支援センターに相談する。
・「辛い」「疲れた」と自分の気持ちを言葉に出す。
・休息の時間を意識的に作る。
介護はチームで支えるものです。
自分が倒れてしまったら介護は続けられません。
だからこそ「自分を大切にすること」が、結果的に家族を守ることにつながります。
同じように介護に悩む方へ――どうか一人で背負い込まず、誰かに頼る勇気を持ってください。
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