2025年には、高齢者人口の約5人に1人が「認知症になる」と言われています。
さらに認知症と診断されていない高齢者の中にも、認知症予備軍ともいえる「軽度認知障害」の方も含まれています。ようするに、誰もが認知症になりうる可能性があると言うことです。
そこで「生活習慣」や「食習慣」を変えれば認知症が防げることを学んだ私は、出来ることからまず始めようと思いました。
毎日の習慣をやめるのは難しいですが、取り入れるのは比較的簡単にできました。
私は時計代わりにスマートフォンを使っていましたので、毎晩布団に入るときにスマートフォンを持ち込み寝る前と起きてから見ていました。
スマートフォンを布団の中で見る習慣は睡眠の質の悪化につながりますし、枕元に長時間置くことでスマートフォンの電磁波やブルーライトも気になります。そのためきっぱりとスマートフォンを持ち込むのをやめ、枕元に目覚まし時計を置きました。
「認知症予防には食生活を改善する必要がある」と聞いた私は、オーガニック食材の必要性に目覚めオーガニックを扱うネットスーパー「ビオマルシェ」のお試しセットの購入後利用を決めました。
数あるオーガニックを扱うスーパーの中で「ビオマルシェ」を選んだのかと言うと、調味料から卵・肉までオーガニックの食材が揃うからです。
確かにすべてオーガニックで揃えると食費が今までの倍くらいになってしまいますが、「妥協できるところ」と「妥協できないところ」を見極め試行錯誤で継続しています。
私は日頃生産者さんの分かる野菜を中心に購入していたためか「ビオマルシェのオーガニック野菜」との違いは差ほど感じませんでしたが、「オーガニックチキン」は一般のスーパーで売られている鶏肉と比べると味が全く違いおいしいです。又地味なところでは、「油揚げ」は甘みがあっておいしいのでお気に入りです。
母が健在だった頃から我が家では、朝食はパンや夕食の残り物を食べていたため「お味噌汁」を食べる習慣がありません。また時々夜にお味噌汁を頂くことはありましたが、メニューに上がることは少なかったです。
しかし「認知症予防では食事が大切」だと学び、「タンパク質が不足すると免疫力が下がる」と知りました。そこで、毎日の夕食メニューに必ずお味噌汁を加えるようになりました。
生活習慣を変えるのは、とても難しく「睡眠の改善」「糖質制限」は良いと分かっても変えるのに時間がかかっています。
私の母親は、元々寝付きが悪くお医者さんで「睡眠導入剤」を処方してもらっていました。また、「寝ると次の日がすぐ来るからもったいない」といつまでも起きていて12時よりは早く寝たことがなかったです。
私は母と同じで寝るのが遅く、1時~2時に寝るのが当たり前の生活でした。
しかし認知症予防を学んだ今、「睡眠の質と認知症は深い関係がある」ことを知り12時前に寝ると決めました。確かに母とは反対に父は、9時には寝ねています。
そんな父は、少し話がかみ合わないこともありますが「認知症」にはなっていないです。そのような両親を見てきたので睡眠が大事だと分かってはいるのですが、お風呂に入るのが10時頃でアッという間に12時を過ぎてしまいます。
お菓子やケーキは糖質が多いのはなんとなく分かるのですが、果物はビタミンが豊富で健康に良いと思っていました。しかし認知症予防の観点からすると、甘みの強い果物はあまりお勧めできないとのことです。
果物は、おもに「果糖」や「ブドウ糖」などの糖質が含まれます。しかし、「果糖」は肝臓でブドウ糖に変換されるため甘い果物を多く取ると肝臓に負担がかかるそうです。
さらに最近の果物は品質改良されてとても甘いですので、血糖値も上がります。
避けたほうが良さそうですが、おいしくてつい食べてしまいます。「甘すぎる果物を避けること」「夜は食べないこと」を実行して、ベリー類をできるだけ食べるようにしています。
主に「小麦製品をやめたこと」「牛乳を飲まなくなったこと」「オーガニック食材を取り入れたこと」で、少しずつ身体も変化をしています。
私は、母の介護中に腰を圧迫骨折しました。その影響か食事の用意など長時間同じような体勢で立っていると頭の上から押さえつけられるような違和感があり、首筋から肩に掛けて重たく辛かったです。
しかし、気がついたらいつの間にかそれがなくなっていました。肩のこりも軽減され、ストレッチをしたわけでもないのに背中に腕を回して後ろで組むこともできるようになりました。
私は、皮膚が弱くよく湿疹に悩まされます。在職中は婦人フォーマルの販売の仕事をしていましたが、ストックに掛けてある商品のビニールカバーで手が荒れボロボロでした。
手の荒れは退職してキレイに直りましたが、左足の小指と薬指の間に湿疹ができ薬を塗っても改善していないです。その湿疹が、最近少しずつ良くなっています(改善するのはもう少し時間がかかりそうです)。
この「認知症予防講座」を学び始めた多くの方が経験されていますが、私も体重が減りました。私は元々それほど体重のことは意識をしていなかったのですが、あっという間に3㎏少なくなりました。
私は「健康的」とは無縁の生活をしていましたが、それが当たり前だと思っていました。その結果、在職中に脳梗塞になりましたし母親の介護中に圧迫骨折も患いました。
今は、食生活や睡眠を改善し健康を取り戻しつつあります。しかし、何も難しいことをしたわけではありません。
ただできることから少しずつ、やっているだけです。それは知識を得て、たまにケーキを食べたり甘いお菓子を食べたりしても次は気をつける習慣が身についた結果だと思っています。
「こんなの好きなものが全く食べられない」と諦めてしまわずに、小さいことからコツコツ始めて頂ければ認知症が予防できて健康な身体が手にはいります。このサイトを活用して頂き、一緒に「認知症予防」していきませんか。